参考評価の読み方
Propilar の3段階参考評価(収支良好・要確認項目あり・リスク要因多い)の仕組み、判定基準、根拠テキストの見方を解説します。
Propilar は複数の分析指標を総合して、物件の参考評価を3段階で提示します。この評価は「買うべき / 買うべきでない」を指示するものではなく、収支面のリスクを整理して判断材料を提供するものです。

3段階の参考評価
| 評価 | 表示色 | 意味 |
|---|---|---|
| 収支良好 | 緑 | 主要指標が基準を満たしており、重大なリスク要因がない |
| 要確認項目あり | 黄 | 一部の指標が基準を下回っているが、条件次第で検討余地がある |
| リスク要因多い | 赤 | 主要指標が基準を大きく下回っている、または重大なリスクがある |
評価に使われる指標と基準値
収益性指標
| 指標 | 良好基準 | リスク基準 |
|---|---|---|
| 実質利回り(FCR) | 5.0% 以上 | 3.0% 未満 |
| CCR(自己資金配当率) | 5.0% 以上 | 0% 未満(持ち出し) |
| 月次 BTCF | プラス | マイナス(毎月持ち出し) |
| NPV(正味現在価値) | プラス | マイナス |
| BTIRR(税引前IRR) | 割引率を上回る | マイナス |
安全性指標
| 指標 | 良好基準 | リスク基準 |
|---|---|---|
| DSCR(返済カバー率) | 1.3 以上 | 1.0 未満 |
| LTV(借入比率) | 80% 以下 | 95% 超 |
| BER(損益分岐入居率) | 70% 以下 | 85% 超(100%以上は重大リスク) |
地域需要指標
| 指標 | 良好基準 | リスク基準 |
|---|---|---|
| 需要スコア | 60 以上 | 30 未満 |
| 賃料乖離 | ±10% 以内 | +30% 超(想定賃料が相場より大幅に高い) |
地域需要データが未取得の場合、この項目は評価から除外されます。
感度指標
| シナリオ | 良好基準 | リスク基準 |
|---|---|---|
| 金利+1%上昇時 | BTCF プラス維持 | BTCF マイナス転落 |
| 空室率+10%悪化時 | BTCF プラス維持 | BTCF マイナス転落 |
| 賃料10%下落時 | BTCF プラス維持 | BTCF マイナス転落 |
レバレッジ効果(参考表示)
レバレッジ効果は参考表示であり、評価スコアには影響しません。
| 判定 | 条件 |
|---|---|
| 有効 | FCR > K% かつ CCR > FCR(借入がリターンを増幅している) |
| 逆効果 | FCR < K%(借入コストが収益率を上回っている) |
| 中立 | 上記以外(借入なし、または効果が限定的) |
判定のしくみ
評価は以下のロジックで決定されます。
- 各指標を「良好(+1)」「注意(0)」「問題(-1)」の3段階でスコアリング
- スコアを集計して総合判定を決定
判定ルール:
- DSCR が1.0未満(重大リスク)または BER が100%以上 → リスク要因多い
- 問題スコアが2つ以上 → リスク要因多い
- 問題スコアが1つ、または注意スコアが3つ以上 → 要確認項目あり
- それ以外 → 収支良好
判定根拠テキストの見方
評価結果の下に、判定の根拠が3つのカテゴリに分けて表示されます。
- 良好な指標: 基準を満たしている項目(例: 「実質利回り 6.20% ≥ 5.0%」)
- 確認が必要な指標: 基準をやや下回っている項目(例: 「DSCR 1.15(1.0〜1.3)」)
- リスク要因: 基準を大きく下回っている項目(例: 「月次CF 月-15,000円 — 毎月持ち出し」)
各指標について具体的な数値と基準値が表示されるので、どの項目が評価に影響しているかを確認できます。
閾値のカスタマイズ
参考評価の判定基準(閾値)は、ご自身の投資方針に合わせてカスタマイズできます。
例えば:
- 「DSCR は1.3ではなく1.5以上を基準にしたい」
- 「FCR は5%ではなく4%以上で良好としたい」
カスタマイズした閾値は保存され、以降の分析に適用されます。
「評価ロジックが更新されています」と表示されたら
Propilar の判定ロジックは定期的に改善されます。保存済みの物件で古いバージョンの判定が表示されている場合、以下のメッセージが表示されます。
評価ロジックが更新されています。再計算をお勧めします。
この場合、物件を開いて 保存 するだけで最新のロジックで再計算されます。
⚠ 参考評価は投資助言ではありません
本評価は入力データに基づく参考情報であり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。参考評価は判断材料の一つとしてご利用ください。